今回も中日新聞の ねえねえちょっと に掲載された相談について考えてみたいと思います。
どうぞお付き合い下さい。
今回の内容は、隣に住む義母が留守中に合鍵で入り、自分で作ったおかずや畑で採れた野菜などを置いていくとのことです。
在宅でもチャイムも鳴らさず、玄関で声をかけるでもなく、居間のドアから入ってくるそうです。
勝手に入られるのが嫌で、夫に相談すると「そんなことを言う、おまえがおかしい」と言われたそうです。
勝手に入ってほしくないと上手に伝えたいのですが、どうすればいいのでしょうか、とのことです。
なるほど、これは本当に困りますよね。
自分の家に、勝手に入られるのが嫌なのに、おかしいと言われちゃうとどうしたらいいのか分かりませんよね。
では、上手に伝えるにはどうしたらいいんでしょうね。
勝手に入ることによって、どんな危険があるか、それを伝えてみてはどうなんでしょうか。
帰宅した後に、自分の知らないおかずや野菜が置いてあると、どう考えてしまうのか、それを伝えるんです。
義母は、自分のした行動だから、それによって相手がどう感じるか、どう考えるかまでは考えていないと思われます。
ですから、本当に、義母が置いていったものなのかどうか、分からないから怖いと伝えてみてはどうでしょうか?
今のご時世、何があるか分からないから、それを未然に防ぎたい等々、デメリットを伝えるんです。
そして、相手も立てる為に、素直にうれしいままもらいたいから、直接手渡しでもらえたら有難いと付け足すのもいいかもしれませんね。
在宅時に勝手に入られるのも、同様です。
泥棒かもしれない、強盗かもしれない、等々、怖い思いをどうしてもしてしまうと伝えてみるんです。
それを防ぐために、一声かけてほしいとお願いしてみてはどうでしょうか。
それだけで、安心して義母を迎えることができると、メリットを伝えるんです。
素直に思う事を伝えるのは、本当にとても大事な事です。
ただ、内容によっては、相手に不快な思いを与えてしまいます。
伝えすぎも、伝えなさすぎも後々トラブルに発展する可能性があります。
どちらの場合も、伝えた後に、なにか自分自身で感じる事があると思います。
言い過ぎたな、なら、今後は意識して、セーブを心掛ける。
言いなさ過ぎたな、なら、今後は意識して、思いを伝える。
どちらも、最初は難しいと思われます。
練習することによって、自分にとっての、ちょうどいい、着地点がわかると思います。
まずは、行動してみる、です。
誰のために、自分のために、です。
そして、その事を自覚する、です。