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フィギアスケートの中継を見て

フィギアスケートの中継を見て

最近、少しだけ生活スタイルが変わりまして、テレビを見る時間が増えました。
以前は、全くと言っていい程、テレビを見ない生活パターンでしたね。
で、フィギアの試合をテレビで見ていました。

見られていた方は、本当にビックリしたんではないでしょうか?
僕も他事をしながらテレビを見ていたんですが、思わずテレビに釘付けになってしまいました。
羽生選手と中国の選手が、試合前の公式練習で衝突してしまったんです。
激突といってもいいかもしれません。しばらくの間、起き上がることが出来ない羽生選手の状態が衝突の激しさを表していました。

テレビでも言っていましたが、公式練習の6分間の間に、希に今回のような選手同士の衝突はあるみたいですね。
ただ、今回のケースは今までと違っていたみたいです。

今までの選手は、試合を棄権していたそうです。
それはそうですよね、今から試合というのに、怪我をしたわけですから。
事実、羽生選手と衝突した中国の選手も、最初は棄権と出ていました。
それほど、フィギアスケートという競技は激しいスポーツなんでしょう。

ところが、再開された公式練習に、当の羽生選手が出てきたんです。
今までとは違うケースです。
もちろん、そんな激しい衝突の後ですので、それ相応の滑りしか出来ていませんでした。
でも、滑り終え、支えられながら、フラフラの状態で控え室に戻っていきました。
もちろん、試合に出るためにです。

試合が始まり、羽生選手の出番かと思いきや、棄権したはずの中国の選手がリンクに出てきました。
公式練習もせず、棄権と出ていたんですが、試合に出場するとのことです。
とても試合が出来る状態ではなかったんでしょうね、見ていて痛々しい状態でした。
今まで知らなかったんですが、回転技の着氷にかかる衝撃って、体重の三倍だそうです。
それは飛べるわけないですよね。
最初は棄権を受け入れ、直前の練習もしない状態で試合に出場したので、仕方ない結果だったのではないでしょうか。

羽生選手の演技が始まりました。
あんな衝突の後の演技です。
何回も転倒しましたが、鬼気迫る演技で、圧倒されました。
体ももちろん、精魂も使い果たした状態だったんでしょうね。
演技が終わった後、支えてもらってもまともに歩けない状態でした。

結果は二位でした。
あの状態であれだけの演技をするなんて、本当に凄いと素直に思いました。

さて、長くなっちゃいましたが、ここからが本題です。
今までと同じ事(衝突)が起こったのに、結果(出場)が違いました。
それだけではなく、それに相応しい結果(二位)もついてきました。
何が違ったんでしょう。

もちろん、人が違うから選択も違うというのは、至極当たり前です。
では、羽生選手と今までの選手とは、何が違っていたんでしょう。

おそらく、思考が違っていたのではないでしょうか。
その思考も、かなり強固な思考です。
強固な思考であるがゆえに、二位という相応しい結果もついてきました。
強固過ぎる思考といっても、ひょっとかしたら過言ではないかもしれません。
そうでなければ、今までと同じ棄権というケースになっていたと思います。
例え出場したとしても、その状況に相応しい結果になっていたでしょう。
中国の選手がそうであったように。

これは、どちらがいいか悪いかではありません。
どちらでもいいんです。
どちらでもいいんですが、ただ、強固な思考というのは、少なからず周りに影響力を与えます。
現に、賛否両論になっています。
ですが、それはあくまでも、周りの評価です。
本人にとっては、自分の目的の為に行動しただけなんです。
例え後悔する結果になったとしても、納得できているならそれでOKなんです。

願わくば、一日も早く怪我を直して、また素晴らしい演技を見せてもらいたいものです。

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