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”自由なこころの空間”を提供する カウンセリングルームです

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"変わりたい"

"変わりたい"

"こんな自分は嫌だ"
"変わりたい"
この仕事をするようになって、本当によく聞く言葉だと、改めて思います。
そのように思う事って、誰でも一度はあるか、あったんではないでしょうか?

ふと、自分に当てはめて考えてみると、僕にもはっきりと思い当たる出来事はありますね。
高校までの自分が思う自分って、けっこう人見知りで、言いたい事も言えない自分だったと思います。
自分で言うのなんですが、シャイボーイってんですかね。
それが大学に入って、結構の頻度でバイトに入るようになって、学校以外の人と知り合う機会が一気に広がりました。
そのバイト先の先輩で、人見知りとは無縁に見える先輩がいました。

"羨ましい"
"こんな風になりたい"
"あ、ここまで言っても大丈夫なんだ"

そう思った事を思い出します。
当時、その人のように振る舞ってみようと考え、行動を真似してみました。

結果、どうなったかというと、自分的には積極的になったと思います。
真似した当初はやり過ぎかなって自分でも思うぐらいの行動でした。
厚かましいってんですかね。
でも、時間が経つにつれ、上手くバランスが取れたと思います。

何かが変わる時には、足りなかった分だけ、反対方向に向いてしまうものだと思います。
今までの反動なのかもしれませんね。
しかし、それも最初だけです。
最初だけ乗りきれば、自ずとバランスを自分なりに取るものです。
折り合い地点を見極める、そんな感じですね。

さて、それでは今現在の自分はどうかなと、改めて考えてみると、更に変わっていると思います。
自分にとって、まずはそれを第一に考えて行動していますね。
もし、また不都合が出てくるようなら、変えるでしょう。
今のところ、その必要性はないですけどね。

ちょっと長くなってしまいましたが、"変わりたい"という思いには必ず比較対象があります。
僕の場合だと、知り合った先輩になりますね。
何かと比べるから、今の自分に満足できなくなってしまうんです。
現状に満足しているなら、そんな事は起きません。
"変わりたい"という思いは、周りからではなく、自分の中から出てくるものなんです。
自分の中から出てこなければ、"変わりたい"という思いを達成するのは難しいかもしれませんね。
周りがどのように思おうが、自分が必要ないと思うと、"変えない"、となってしまいます。
言い訳を探す、何かのせいにする、事実を歪曲してみる、正当化する、等々、
"変えない"という事に、必死にしがみつこうとしてしまいます。
周りとズレが大きければ大きい程、"変えない"為に使うエネルギーは莫大になっているでしょう。
"変えない"のは、下手すると、"変わる"以上のエネルギーを使っている場合もあります。
何もしていないはずなのに、疲れているという時は、何もしていないのではありません。
"変えない"という、その場で止まるという為に、エネルギーを使ってしまっているんです。
流れに逆らうのにエネルギーを消耗するって、もったいないですよね。

どうせ同じエネルギーを使うなら、自分が"変わりたい"という変化に使いたいですよね。
必ず、その思いが出てきたきっかけになる出来事があったはずです。
その出来事をもう一度思い出して、どんな自分になりたいのか、はっきりと目的を持って取り組んでみる。
最初は疲れるかもしれません。
でも、流れにさえ乗ってしまえば、案外とするするとなっちゃうものです。

流れに乗るのも自分、流れに逆らうのも自分、ただ、それだけなんです。
"変わりたい"と思ったのも自分、"変えない"と思ったのも自分。
どうせなら、変化が起ころうとしているのを、大事にしてみませんか。

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