社会生活を送る上で、立場というのはついてまわるものです。
自分に立場があるように、相手にも立場があります。
立場違えば、ではないですが、不満もまた生まれてくるものです。
不満というのはなくならないものなんでしょうか?
そんな事はありません。
ですが、なかなか難しいものだと思います。
難しくしているのは、一方的な解決を目指しているからです。
自分の不満解決だけを押し通そうとするからです。
それでは問題は解決しません。
相手にもまた、相手の立場があり、不満があるんです。
一方的でない解決を目指すなら、時間はかかるかもしれませんが不満はなくなると思います。
つまり、話し合いでお互いの妥協点を見出すわけです。
先に結論を書きますが、話し合いなくして本当の解決はないと個人的には思っています。
歩み寄り、譲り合い、社会生活を送る上で必要なものではないでしょうか。
それが出来ない時に、衝突が起こります。
衝突が起こり、不和が起こり、お互いに理解出来ないとなり、最終的には関係の解消になります。
関係の解消には~のせいと、相手に問題があったと結論づけてしまいます。
これもまた、一方的な解決です。
見えない衝突というのもあります。
一方的妥協です。
こちらはちょっと厄介です。
どう厄介かというと、周りから見ると何も問題もなく、不満もないように見えるからです。
そう見えるように一方的に妥協しているんです。
周りに迷惑をかけてはいけない、わがままを言わない、いい子でなければならない、自分が悪い。
自分より、周りを大事にしようとします。
周りからは優等生とかいい人とか、いいイメージであろうとします。
そんな自分でいいと思っていました。
ですが、こちらもまた、一方的な解決です。
ですから、いずれ衝突が表面化します。
表面化した時にはかなり難しい問題だと自分で感じてしまいます。
全く違う問題解決になるように思うかもしれませんが、違います。
同じなんです。
どちらも一方的解決を目指しているんです。
ですから問題は解決しません。
一方的妥協の方は分かりづらいかもしれません。
こちらは解決しなければならない関係が少なくとも二つあるからです。
それが問題を難しくしているんです。
今まで我慢してきたのは~のせいだ、
今までずーっと我慢してきたからもう我慢したくない。
確かにそう思うのも仕方ないかもしれません。
よく今まで我慢してきたと思います。
ですが、だからこそ、歩み寄り、譲り合いが必要なんです。
表面化した今だからこそ、話し合いでお互いの妥協点を見つけられるんです。
そんな事したくない、そう思うのも仕方ないかもしれません。
仕方ないですが、そう思っていたからこそ、問題は解決しなかったのかもしれません。
本当の解決を目指して取り組んでみませんか。