今回も"悩み'について、もう少し深く考察してみたいと思います。
タイトルにもちらっと書いてみましたが、鵜呑みってなんだと思います?
実は、伝統的な長良川の鵜飼そのままの意味なんですよ。鵜は魚を食べようと飲み込むんですが、喉には紐が巻き付けてあって、飲み込むことが出来ない。鵜匠はそんな鵜から魚を吐き出させて、魚を捕えるって漁だったと思います。違ってたら、すいません。
本当なら、鵜としては魚を捕えて食べて消化したいわけです。でも、それができない。そのまま、飲み込むだけなんです。そして、吐き出すだけ。なんか、不自然ですよね。ここでは取り上げませんが、不自然な事って、結構重要な意味を含んでいることが多いんですよ。不自然だなって気になったら、一度考えてみるのもいいかもしれないですね。
で、話しを戻しますが、前回も例えに出した禁煙で当てはめてみると、健康に悪いからという理由で辞めれる人もいれば、同じ理由なのに、辞めれない人もいますよね。一体なにが違うんでしょう?
タバコは健康に悪いってことは、もう誰でも知ってることですよね。それを、飲み込んで、ちゃんと消化できているかどうかが大きく違うんじゃないでしょうか?辞められない人は、多分、わかっちゃいるけど止められないって感じているでしょう。それは、喉に紐が巻き付いた状態なんですよ。それを吐き出して、違う理由を選択するか、健康に悪かった自分の経験を思いだして、ちゃんと今度は消化するか、それで、少しは違ってくるかもしれません。
これは、個人的意見ですが、誰が聞いても正しい事って、それが出来ている人には問題にもなりません。勉強しなさいとか、仕事しなさいとか、”悩み”にすらならないんじゃないでしょうか。出来ない人には、問題解決としては、役に立たないことが多いでしょうね。だって、正しいと分かってて飲み込んでいるけど、消化出来てないだけなんです。出来ない自分は、なんてダメなんだろうって自己嫌悪する前に、喉に巻き付いた紐ってなんだろうって考えてみて、消化してみませんか?