free mental place 航

”自由なこころの空間”を提供する カウンセリングルームです

愛知県一宮市今伊勢町新神戸
郷浦11-1明和ハイツ203号
                  TEL.0586-43-0848

内からでてくるもの

内からでてくるもの

個人的な話しですが、僕はけっこう新しいものが好きで、電子書籍が出た当初も真っ先に飛び付いたものです。
本当に簡単にデータとして本が買える手軽さから、それまで全く手を出さなかったジャンルの書籍も購入するようになって、怖くて自分が今の時点で何冊書籍を持っているか数えたくないくらい所有しています。
元々映画も好きで、DVDが出た当初から買い集めていたので、こちらもまた、目に見えて数多く所有しています。
もちろん、今はデータとして購入しているので、こちらもまた数えたくないですね。
それだけ所有しているので、もちろん見ていない作品も数多くあります。
時間くっちゃいますからね、見よう、読もうとするとどうしても。

さて、映画では僕の中で以前からあった兆候だったのですが、本においても初めて体験した経験があります。
うーん、入ってこないな、難しいなあというのは作品によってあるのですが、
気持ち悪い、という感情を文章で初めて経験しました。
作者の人の描写がスゴいんでしょうね、なんかリアルに感じすぎて、
気持ち悪すぎて、その本は読むことが僕にはどうしてもできませんでした。

その人の作品はそれ以前に購入していて、その作品は僕的には面白く読む事ができました。
かなりある意味リアルに突き詰めた作品だなとは感じましたが、
多分どこか作り物であると僕には思えたので、気に入った作品になったと思います。

で、二冊目を購入したのですが、
僕にはどうしても作り物と思えなくて、リアルに想像してしまい、
気持ち悪くて読めなくなった、そんな感じですかね。

その作品は僕にはダメでしたが、好きな人にはたまらない一冊なんでしょうね。
僕にとっての一冊目の作品のように。

カウンセリングで問題を解決するにおいて、
自分の中にあるものに真摯に向き合う必要があります。
自己洞察というものです。
何気ない日常においては無視するものですが、
問題が起こった時には避けては通れないものです。
目を背けたくなるぐらい、自分にとって嫌なものです。

その人の内にあるものなのか、
その作品の人物の内に深く潜ったものなのか、
そんな作品は、見るものを深く揺さぶります。

カウンセリングの場にいるように。

 

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