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共存関係って

共存関係って

前回、共生関係について書いてみました。
今回、対する、共存関係について書いてみたいと思います。
むしろ、考え方としては、この共存関係の考え方が出来れば対人関係のストレスは間違いなく減ると思われます。
対人関係で悩んでいる人には、ちょっとだけ参考にしてもらえば楽になるかもしれません。
ただし、物事には必ずいい面もあれば悪い面もあります。悪い面も今回は触れてみたいと思います。
それも考慮にいれて、うまく取り入れてもらえれば幸いです。

さて、そんな共存関係とは一体どんな関係なんでしょう。
前回同様、"共に存在する"関係と、漢字から推測してもいいんではないでしょうか。
つまり、お互いに存在を認めるのが前提なんです。
それでは、存在を認めるとは、いったいどんなことなんでしょう?
簡単に述べてみると、自分の考え方がある以上、もちろん、相手にも考え方がある、というのが前提なんです。
同じ考え方の相手なら全く問題はないですよね。
問題になるのは、考え方が違う相手と出会った時が多いんではないでしょうか?
そんな時は、なんであんな事するのかなあ、理解に苦しむなあって思っちゃいますよね。

でも、そもそも、なぜ理解に苦しむ必要があるんでしょう?
相手は理解して欲しいなんて思っているんでしょうか?
理解しようとしているのは、自分の勝手な思い込みなんです。相手が望んでいるわけではないんです。
さらに困ったことに、自分の考え方で判断してますんで、ズレが間違いなく生じる結果になっちゃうんです。
そもそも、考え方が違うわけですから、相手の事を理解できるわけないんです。
本当に相手を理解したいなら、相手に聞くしか方法はないんですよね。
それをしないから、いつまでもズレたままなんです。

そもそも厳密に考えるなら、全く同じ考え方の人って存在しないんではないでしょうか?
だって、誰だって自分とは違う時間を過ごしてきたんんです。なら、全く一緒のはずないですよね。
一緒だと勝手に自分が思い込んでしまうのが、問題なんです。
自分が一番相手の事を理解しているって考え方は、陥りやすく正しいような気になってしまう誤った思考の一つです。
最初はいいんですが、いずれズレが大きくなってしまうんではないでしょうか?

大事なのは、自分の考え方もありだし、相手の考え方もありだよって事です。
同じである必要なんてないし、違ってても共に在ればいいんじゃないのって考え方です。

悪い面としては、お気づきかもしれませんが、感情的より理性的に偏りがちな点です。
感情的な人からしてみれば、非常に冷たい人って印象を持たれてしまうかもしれません。
というか、持たれますね、本当に。
でも、それもありだなって考えてしまうんです。だって、それは相手の考えですからね。
適切な距離感を取れれば問題ないんですが、取れないなら、かなり辛いかもしれませんね。
そんな時は、なぜ(自分が)距離感を取れないのか、考えてみて下さい。
前回の共生関係と違い、お互いにお互いを必要としてないので、結びつきも比べると強くはないです。
激しくないと表現した方がいいかもしれませんね。ただし、安心感、安定感はあります。

自分にとって、一番楽になれる考え方が出来ればいいですよね。

 

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