前回こらむでも最後に、可もなく不可もなく、と触れました。
以前にも、メインタイトルで書くぐらい、僕の中では重要なキーワードだなって考えています。
どうして、それほど重要視してるか、今回書いてみようと思います。
実は、可もなく不可もなく、と同じ意味合いで以前から使っている言葉が、適度に~してね、です。
主に使うのは、仕事(カウンセラー)を離れたプライベートです。
この言葉って、言われた相手が自分の判断で決めれるかなって思い、使い始めました。
例えば、適度に頑張ってね、と使ったとします。
自分でちょっとしんどいなあって感じてる人は、適度に力を抜こうかなって判断してくれるかもしれません。
自分でちょっと頑張り足りないなあって感じてる人は、適度に頑張ろうかなって判断してくれるかもしれません。
適度に頑張ってる人は、そのままの文面でとらえてくれるかもしれません。
あくまでも、判断基準は相手に任せる、という意味合いの言葉です。
自分で物事を解決出来る人は、僕も含めてですが、ある意味純粋ではない、と言えるかもしれません。
まさしく、適度に~する、ですね。
どう言う事かというと、困った事が起こったとしても、上手く教えられた事(自分で決めた事)を状況に応じて変化できるんです。上手く解釈出来る、ですかね。原則と例外を作っちゃうとか・・・。
それって、元々の教えられた事(自分で決めた事)とは違っていますよね。
ですから、純粋ではない、といえるかなと・・・。
もちろん、僕自分も含めてですので、悪い意味ではありませんよ、僕は自分好きですんで(笑)
物事には、丁度いい位置関係があります。
距離感、といってもいいかもしれませんね。
親子関係、仕事関係、友達関係、夫婦関係、それぞれ人に寄って立ち位置って違っていますよね。
では、適度に仲良くね、と使ったとします。
ちょっと踏み込み過ぎてるなあって感じてる人は、適度に距離を取ろうとするかもしれません。
ちょっと離れ過ぎてるなあって感じてる人は、適度に距離を縮めようとするかもしれません。
そういう人は、相手との関係で、思い当たる事があるわけです。
それは、本人にしか分かりません。
ですから、ここも判断基準は相手に任せる、です。
相手に任せるって、冷たいなあって感じますか?
では、こう言い換えるとどうですか?
相手を信じてるから、相手に任せてる、です。
信じるってのは、信じる事によって、信じた自分も責任も負ってるんです。
これが丁度いい距離感ではないかと、僕は思っています。
手を差し伸べるのは、本当の意味では、自分が楽をしたい、とも言えます。
自分が相手をコントロールできるから、少なくとも自分の不安はなくなりますよね。
でも、相手が自分で解決できる可能性も、奪ってしまっているんです。
大事なのは、見極め、ではないでしょうか?
ここまでは、大丈夫、でも、これ以上はキツイかも・・・。
そんな時は、一言、”大丈夫?”、と聞いてみましょう。
”大丈夫だよ”なら、見守ってみましょう。それだけでも、心強いものです。
”大丈夫じゃないかも”、なら、手を差し伸べてみましょう。今はまだ、解決出来ないのでしょう。
何か日常生活に弊害が出だしたら、”何かあった?”で見極められるかもしれません。
たった一言、されど一言、コミュニケーションはこれだけでも、十分成り立ちます。
大切なのは、必要な時に必要な事をする事、だけです。
では、適度に出来ない時は、どうすればいいんでしょう?
それは、自分一人で解決するのは、難しいかもしれませんね。
今までも周りの人に相談しても解決できない状態なんでしょうね。
そんな時の為に、プロのカウンセラーがいるんです。
体調悪い時は、病院に行ってお医者さんに診てもらいますよね。
それと同じです、心の調子が悪い時は、カウンセラーです。
きっとあなたの助けになると思いますよ。