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妻との第二の人生に悩む

妻との第二の人生に悩む

今回も中日新聞の ねえねえ ちょっと に掲載された相談について考えてみます。
どうぞ、お付き合い下さい。

今回の方は、退職後の奥さんとの暮らしで悩んでいるとのことです。
奥さんは気難しい性格で、物事の判断が自分の気分次第。
思い通りにならないとこの方と息子さんたち、学校や地域の人にまで文句を言い、恥ずかしい限り。
定年が迫り、この先ずっと奥さんと過ごす生活が待っているかと思うと、気分が沈むとのことです。
これまでのように聞き役に徹し、波風を立てないことを第一としていくよりないのでしょうか、とのことです。

なるほど、奥さんが気難しい性格で、思い通りにならないと周りに文句を言って、恥ずかしい思いをしてるんですね。
今はまだ仕事で会社で過ごせるけど、定年になったらずっと一緒に過ごす生活を思うと、気分が沈むんですね。
聞き役に徹し、波風を立てないことを第一としていくしかないのか、と考えているんですね。

さて、なかなか難しい問題ですね。
それでは、ちょっと考えてみましょうか。

どうでしょう、思い通りにならないと、程度の差はあれ、嫌な気持ちにならないでしょうか?
どうしてなんだろうって思う事、あるんじゃないでしょうかね?
そんな時って、誰かに愚痴を言いたくなることはありませんか?
その愚痴を聞いてもらえると、スッキリするって経験は、誰でも一度はあるのではないでしょうか?
となると、これまで取られてきた、聞き役に徹するという方法は、とても素晴らしい方法だと思いますよ。
ただ、徹するというのは、身構えてるようで、ちょっと苦痛に感じてしまうように感じますが・・・。

思い通りにしたい、ではなく、思い通りにならないから文句を言う、ではないんでしょうか?
奥さんは、文句(愚痴)を言って、スッキリしたい。
だから、まず、この方に話す。
でも、スッキリしない。
息子さんたちに話す。
でも、スッキリしない。
学校や地域の人に文句(愚痴)を言う。
そこでやっと、スッキリするか、諦める。

となると、最初で目的を達成さえすれば、学校や地域の人に文句を言って、恥ずかしい思いをする事もなくなるかもしれません。

話しを聞くって、簡単そうで、けっこう難しいものです。
なぜなら、話しを聞いてもらえたって、相手が感じなければならないからです。
こちらがするってわけではなく、正に相手次第なんですよね。
でも、それが達成されると、面白い事に人間関係って変化する可能性があります。
自分が変わる事によって、相手も影響を受けて、変化するんです。
それは、勝手に相手が変わるという事です。
そうなると、今までと違って、良好な関係になる可能性はあります。

話しを聞いてるよって、相手に分かるようにするには、相槌をとりいれると効果的です。
一度、取り入れてみて下さい。
非常に効果的ですよ。

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