自分の思ったことを相手に伝える"自己表現"はとても素晴らしいことです。
同時にコミュニケーションの手段として、会話、文章という方法で何気なく普段から使われています。
なにを今さらって思われる人もいるかもしれませんが、当たり前の事ほど、実は気づかないことって多いんです。
少しだけお付き合いください。
まずは自己表現とはなんぞや、というとこから始めたいと思います。
自己表現は、アサーティブともいわれていて、アサーティブ権という権利としても認められているんですよ。
どんな権利かというと、"人間が人間として生まれながらに持っている社会的権利"という人権と同等の権利なんです。
なんか人権と同等って知ると、すごく格が上がった気がしませんか?権利だと知ると使いたくなりませんか?
そう思ったなら 使ってみましょう。
では、どのように使っていけばいいんでしょうか?
簡潔に述べると、正しい自己表現は、”自分の思った事を優先し、相手にも配慮する” ってことになります。
そうなんです、まず大事なのは、自分の思ったことを表現するのが一番初めなんです。
それを怠るから、コミュニケーションにおけるトラブル(ストレス)が発生する一因になるんです。
相手に気を使って言いたいことを言わないと、いずれ言っても無駄だと自分に言い聞かせるようになってしまい、妬み、ひがみ等の感情を相手に持ってしまいます。相手にとってはたまったもんじゃないですよね。素直に言うこと聞いてくれる人だなあって思ってたら、勝手に嫌われてたなんて分からないですよね。
相手の事を考えずに一方的に言いたいことを言うのも、同じことになってしまいます。相手が言ってることを否定ばかりしていると、話しても無駄だと思われてしまって、いずれ孤立してしまうでしょう。
もちろん、権利ですから、伝えないって選択もあります。ただその場合は、自分で決めた選択ですから、結果は自分で責任を持つ事を忘れないようにしないといけません。
自分の意見を大事にし、相手の意見も大事にすると、ちゃんとまとまるの?と疑問に思うかもしれません。
が、逆にうまくまとまるんですよ。お互いに我慢してないから、譲れるとこと譲れないとこが本当にハッキリするので、最終的に気持ちよくまとまります。
自分を大事にして、相手も大事にする、そんな関係をたくさん持ちたいですね。