上に立つ者の条件として、仕事を任せるというのがあります。
当たり前に感じるかもしれませんが、それは上手くいってる時だけを想定してるんではないでしょうか。
任せた相手が失敗した時に、実は上に立つ者の資質が問われるんです。
失敗したときに、自分はその責任を負う事ができるのか、それも考えて初めて任せる事が出来るのではないでしょうか。
責任が取れない時は、言い訳が出てきます。それは仕方のない事かもしれませんが、聞く方としては気持ちのいいものではないですよね。
さて、確かに、ある団体のルールだと、条件を満たさない相手なら、失敗しても何も失わないという項目があったみたいです。
相手は、条件を満たさないどころか、開き直って、今まで見たことがない行動に出ていました。
もちろん、この相手は最低限の条件も満たさなかったので、既にその時点で失っています。
ただ、残念なことに、二つの団体の統一というイベントでしたんで、擦り合わせが必要になります。
擦り合わせの結果、失敗した場合、失うということで、なんとかイベントを盛り上げようとしました。
成功もしくは引き分けで統一、失敗したら失う、という擦り合わせのルールを発表したんです。
成功したら、本当に盛り上がったことでしょうね。
ところが、結果、失敗してしまったんです。
さて、ここで困ったことが急に浮上してきました。
失敗してしまったので、失うはずが、失わないなんて言い出してしまったんですよね。
うちのルールだと条件を満たさない相手だからと言い出して・・・。
まさかそんな相手に負けるはずがない、と成功しか考えていなかったんでしょうか?
失敗を想定してないから、いざその時になったら、言い訳を始める。
聞く方としては、気持ちのいいものではないですよね。
では、失敗してしまった人はどういう気持ちになるんでしょうか?
よかったあ、ですかね。それとも、なんでそこまでするんだ、ですかね。
どちらかは分かりませんが、非常に居心地悪く感じてるでしょうね。
何を守りたいのか分かりませんが、間違いなく人気も人も離れてくでしょうね。
あえてそう仕向けて、実が熟するのを待ってる、なんて考えてたら凄いですけどね。