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”自由なこころの空間”を提供する カウンセリングルームです

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ねえねえちょっと

PTA役員で嫌がらせ受け悩む

今回も、中日新聞のねえねえちょっとに答えてみます。
お付き合い下さい。

相談内容は、小学校のPTA役員をしていて、同じ役員の人から嫌がらせを受けて悩んでいるみたいです。
きっかけは、相手の人がこの人の仕事を自分の仕事だと勘違いして担当したみたいです。
結果的には、この方の方がスムーズに仕事をこなしたようで、それが気に入らなかったとの事です。
それがどうも仕事を横取りされたと思ったようで、それ以降、協力もなく、仲間外れにされたりと仕事がやりづらくなってしまったようですね。
任期まで十回ほど会合があり、憂鬱に感じてるとの事です。

なるほど、相手が勝手に横取りしたと勘違いして、嫌がらせをしてきてるんですね。
会合もまだかなりあるみたいですし、お辛いですよね。
どうなんでしょう、協力してもらえるようになれば仕事もやりづらくはなくなるんでしょうか?

どうでしょう、あえて下手に出て、自分の仕事をこちらから協力してもらうようにお願いしてみてはどうでしょうか?
多分、別々に同じ仕事をしてしまったので、結果に差が出たのが原因の一つだと思われます。
同じ仕事を協力して一緒に成し遂げる、そうすれば雰囲気も変わるかもしれません。
少しだけ我慢して、結果を得れれば、来年の三月までの時間も憂鬱に感じなくなるかもしれませんよ。
スムーズに仕事をこなせるとの事ですから、相手に合わせるのも出来るのではないでしょうか。
ちょっとの事で、上手くいかない事があるように、ちょっとの事で、上手くいく事もあると思います。
そのちょっとを、やるかやらないか、だけだと思います。

実家依存の義妹と甘い義母に閉口

今回も中日新聞の ねえねえちょっと に掲載された相談について書いてみます。
同居生活での悩みですので、同じような悩みを感じてる方も多いんではないでしょうか?

悩みの内容は、同居の義母と、嫁いだ義妹の関係で悩んでいるようです。
義妹が結婚するまでの八年間、彼女の弁当、洗濯もこの方がしていたようですね。
二年前に彼女が結婚して、肩の荷が下りた気がしたのに、義母が週末に義妹を家に呼ぶようです。
義妹は連絡なしで来ては、昼食を食べ、夕食の準備に間に合うように帰るとの事です。
義妹も義父母と同居のようですが、”夫の不在時に嫁ぎ先にいるのは暇”と言って、実家に帰ってるみたいです。
この方のご主人が義母に注意しても、”娘が実家に来て何が悪い”と、逆に非難されてしまうみたいです。

同居生活で、嫁いだ嫁として色々と気を使ってきたんでしょうね。
嫁として、多分家事全般もこなしているんですね。本当に大変だろうなと、僕は思いました。
義妹の洗濯はともかく、お弁当はちょっと負担に感じてたんですね。
義妹が結婚した時は、家事が少し減ってちょっとは楽になるって思ったんでしょうね。
それが、結局、休みにきて、お昼も食べてから帰られるとなると、本当辛いですよね。

どうなんでしょう?
義妹に対して同居する嫁としての心構えが足りない、それを甘やかす義母の態度が気に入らないと感じているんでしょうか?
親離れ、子離れが出来ていないという構図に見えているのかもしれませんね。
それが今まで自分が嫁としてやってきた分、許せないと感じてるのかもしれませんね。
でも、実際、義妹のように、自分の実家に帰る事が出来るんでしょうか?
多分出来ないのではないでしょうか?そんな自分を許せない、と感じるんではないですかね。
それか、自分の親御さんが甘くなくて、怒られるのかもしれませんね。
それが、嫁として当たり前、と考えてるんではないでしょうか?

義妹が実家に来る頻度が減ればいいんでしょうか?

台所を使われるのに、もし抵抗がないのなら、義妹に昼食を作ってもらうのもいいかもしれませんね。
たまには食べてみたい、とか頼んでみてはどうでしょうか?
休みに来るのではなく、お昼を作りにきてもらう、それを一緒に食べるなら、自分も楽が出来るのではないでしょうか。
どうせ来るのなら、その分、自分にも見返りをもらう、と考えてみるのもいいかもしれませんね。
休んでる姿を見たら、ひょっとかしたら、相手の考え方が変わるかもしれませんよ。
人に言われても、考え方は変わりません。自分が変えようとしない限り、本当の意味で人は変わりませんから。

でも、どうして、義母は週末に義妹を呼ぶのですかね?
なにか、義妹に、同居生活の悩みがあるのかもしれないし、ないのかもしれません。
どうなんでしょう、義妹との関係は分かりかねますが、さりげなく聞いてみるのもいいかもしれませんね。
なぜ、暇なのか、理由があるのかもしれませんし。
今は嫁ぎ先より、実家の方が居心地がいいだけかもしれません。
そのうち、自然に寄り付かなくなるかもしれません。
話し合ってみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

 

 

飲酒で急変する夫にうんざり

水曜日の中日新聞の朝刊のコーナーに、ねえねえちょっと、というコーナーがあります。
人間関係の悩みや不安などを紹介しているみたいです。
以前から読んでいたんですが、悩みをこのこらむで僕なりに考えてみようかなって思い、取り上げてみます。
あくまでも、新聞という誰でも読める大衆紙に悩みを掲載しているので、そのまま書かさせてもらいます。
ご了承ください。

相談内容は、普段は優しい夫ですが、酒を飲むと急変、ささいなことで怒鳴るそうです。
そのせいで家族ともうまくいってないみたいですね。
酒を飲まないように働きかけても、受け止めてくれず、怒鳴らないように頼んでも聞いてもらえないようです。
健康診断でも、酒とたばこは禁止されていても、聞き入れない状態で、うんざりしてるようです。

周りの人達は、本当に苦労されてることでしょうね。
お酒さえ飲まなければいいのに、とお酒を飲まないように、色々とされたんでしょう。
でも、どうしても結果がでなくて、もううんざり、てとこなんですよね。
どうしたらいいんでしょうね?

そんな時は、ちょっとだけ、視点を変えてみませんか?
お酒も問題なんですが、実は、普段は優しい、が問題なのかもしれません。
え、どういうこと?いいことじゃないの?って思うかもしれません。
もちろん、人に優しいってとても素晴らしいことだと思います。
なにが問題かというと、普段から優しすぎる、ということはないんでしょうか?
普段から、本当は怒りたいのに、怒ることができない、どうしても我慢してしまう。
だから、周りからみると、優しい人に見えるのかもしれません。
お酒を飲むと、普段から溜まった怒りを爆発させてしまって、怒鳴ってしまう。
本人は、溜まった怒りを吐き出す事が出来るので、その時はスッキリするのではないでしょうか。
その後は、自己嫌悪に陥るのかもしれません。
そして、普段の生活では、また怒ることが出来ないので、怒りを溜め込んでしまう。
そんな事をずっと繰り返してきたのかもしれません。
ストレス発散として、お酒を飲んでいるので、健康診断で止められても飲まずにはいられない状態なのかもしれませんね。溜めた怒りを吐き出す手段がなくなるわけですから。

となると、普段から怒りを溜め込まないようにしてもらうのがいいのではないでしょうか?
例えささいな事に感じても、それが積もると、本人にとってはささいな事ではなくなります。
塵も積もれば山となる、です。
ですから、そこを普段から聞き出してあげて、怒りを溜め込まないようにすれば、怒鳴る事はなくなるかもしれません。怒鳴る程の怒りがなくなるわけですからね。
本人も好きで怒りを溜め込んでいるわけではないんです。
怒ることはいけないことだ、と思い込んでいるのかもしれません。
ですから、助けが必要なんです。本人も苦しんでいると思います。嫌われたい人はいないですよね。

”俺は正直に生きているだけだ”と言ってますので、正直に普段から出してね、でいいのかもしれませんね。

 

状況も考慮しましょう

ある相談コーナーの質問が気になっていたので、ちょっと今回、勝手に回答してみようかなと思います。
最初に断っておきますが、かなり以前の内容ですので、詳しい内容は失念しています。
要点は押さえてると思いますので、それを考慮して読んでいただければ有難いかなと思います。

質問内容は、おばあちゃんからで、お孫さんの学校の発表会をお友達と見に行った時の出来事です。
お孫さんは、小学校6年生の女の子だったと思います。
どのような発表会かは書かれていなかったので、分かりませんが、学校行事の一環だと思われます。
おばあちゃんは、お孫さんの発表会を楽しみにしていたみたいで、花束を持って見に行ったみたいです。
発表会が終わった後、喜んでもらえると思って、お孫さんに花束を渡した時に、予期せぬ出来事が起こりました。
喜んでもらえるどころか、ありがとうの言葉すらなかったそうです。
おばあちゃんは情けなく思ったんでしょうね、ありがとうの一言も言わないお孫さんをなんとかしたい、という内容でした。

確かに、感謝の気持ちを伝えるのは大切な事だと思います。
たった一言、ありがとうで、おばあちゃんは情けない気持ちにはならなかったでしょうからね。
ただ、その状況をもっと詳しく見ないと、大事な事を見落としているかもしれません。
例えばですが、お孫さんは普段から感謝の気持ちを伝える事が出来ないのか、それとも、今回だけなのか。
これだけでも、かなり見方が変わってくると思います。
普段からでしたら、確かに感謝の気持ちを伝える大切さを教えるのも必要かもしれません。
では、今回だけの場合はどうなんでしょう?

それは、周りの状況が影響している可能性が大きいかもしれません。
クラスメートがいる前で花束を渡されたら嬉しいどころか恥ずかしく感じたかもしれません。
人前で渡される花束って、けっこう恥ずかしいそうですよ。
お孫さんの友達が、ひょっとかしたら、ご家族が誰も見に来ないと聞いていたかもしれません。
そんな友達の前で、嬉しそうに花束を受け取れるでしょうか?
そんな友達想いのお孫さんの方が、素晴らしいと思いませんか?
学校で、花束を受け取るのは、あまりいい事ではないと思っていたのかもしれません。
花束をもらったら、先生に怒られるかもしれないって思っていたら、ありがとうなんて言えないですよね。

あくまでも仮定で考えてみましたが、状況を考慮してから判断するって大事だと思います。
それをしないと、無用なトラブルが新たに発生しちゃいます。
一方的でない、お互いに話し合うって行為は、誰でも出来るコミュニケーションだと思います。
一方的な誤解ってけっこうたくさんあるものなんですよ。
ひょっとかして、自分が誤解しているだけかもって心当たりがあるなら、話し合ってみませんか?
笑い話になるかもしれませんよ。