free mental place 航

”自由なこころの空間”を提供する カウンセリングルームです

愛知県一宮市今伊勢町新神戸
郷浦11-1明和ハイツ203号
                  TEL.0586-43-0848

06月

勝手に問題を作る構造

昨日のことですが、ちょっと面白いことを経験しましたので早速書いてみたいと思います。

当人同士の間で、指示をし、それに従って行動していたのに、それを見ていた第三者が何かあったと勝手に勘違いし、すぐに様子を見に行く、という行動を取りました。
もちろん、何も問題があるわけありません。
簡単な指示を出し、それに従った、ただそれだけです。
ですから、すぐに戻ってきました。

ただ、その一連の行動全てを、その指示を出した当人である僕が見ていた、ただそれだけです。

もちろん、勝手に勘違いする理由もあるでしょう。
ですが、問題もない出来事に、
勝手に自分の価値観で判断し、
勝手に問題として見てしまい、
勝手に問題を捏造してしまい、
勝手に行動し、
その一部始終を当人の目の前で行い、
勝手に終わらせる。

流石に、目の前でされるとイラッとした感情になりますね。
まあ、いい例を提供してもらえたと、考え直しましたが。

どんな場面においても、
人は思考に基づいて行動します。
ですから、この人は、間違いなく、
どんな場面においても
同じ行動を取ります。
今までも、これからも。
思考を改めない限り。

たまたま今回は僕でしたが、
今までも同じようにイラッとした人はいるでしょうね。

問題を勝手に作ってしまい、
新たな問題に気づかず、
そのまま放置してしまう。

構造は至ってシンプルなものです。
気をつけましょう。

もちろん、自覚さえしていれば
何も問題はありません。

問題なのは、
無自覚、
それが一番の問題です。

内からでてくるもの

個人的な話しですが、僕はけっこう新しいものが好きで、電子書籍が出た当初も真っ先に飛び付いたものです。
本当に簡単にデータとして本が買える手軽さから、それまで全く手を出さなかったジャンルの書籍も購入するようになって、怖くて自分が今の時点で何冊書籍を持っているか数えたくないくらい所有しています。
元々映画も好きで、DVDが出た当初から買い集めていたので、こちらもまた、目に見えて数多く所有しています。
もちろん、今はデータとして購入しているので、こちらもまた数えたくないですね。
それだけ所有しているので、もちろん見ていない作品も数多くあります。
時間くっちゃいますからね、見よう、読もうとするとどうしても。

さて、映画では僕の中で以前からあった兆候だったのですが、本においても初めて体験した経験があります。
うーん、入ってこないな、難しいなあというのは作品によってあるのですが、
気持ち悪い、という感情を文章で初めて経験しました。
作者の人の描写がスゴいんでしょうね、なんかリアルに感じすぎて、
気持ち悪すぎて、その本は読むことが僕にはどうしてもできませんでした。

その人の作品はそれ以前に購入していて、その作品は僕的には面白く読む事ができました。
かなりある意味リアルに突き詰めた作品だなとは感じましたが、
多分どこか作り物であると僕には思えたので、気に入った作品になったと思います。

で、二冊目を購入したのですが、
僕にはどうしても作り物と思えなくて、リアルに想像してしまい、
気持ち悪くて読めなくなった、そんな感じですかね。

その作品は僕にはダメでしたが、好きな人にはたまらない一冊なんでしょうね。
僕にとっての一冊目の作品のように。

カウンセリングで問題を解決するにおいて、
自分の中にあるものに真摯に向き合う必要があります。
自己洞察というものです。
何気ない日常においては無視するものですが、
問題が起こった時には避けては通れないものです。
目を背けたくなるぐらい、自分にとって嫌なものです。

その人の内にあるものなのか、
その作品の人物の内に深く潜ったものなのか、
そんな作品は、見るものを深く揺さぶります。

カウンセリングの場にいるように。

 

行動には目には見えないが理由がある

一度根付いた習慣を変えるのはなかなか大変な事です。
だって、自分に適した行動だから根付いたわけですから、それを変えるなんて考えただけでも大変ですよね。
でも、変えなければならない事が起こるんです。
それを変えれるかどうかで周りの環境もまた変化していくんです。

なんて、ちょっと固い文章になってしまいましたが、例えば朝起きるなんて行動を考えてもらえばいいです。
仕事、学校、家事、一日の始まりに基づいて起きる時間は人それぞれ違いますが、起きる時間はその人の一番適した時間なわけです。
他人から見てみると、早すぎるとか遅すぎるとかあると思いますが、だからといって変えないですよね。
だって、自分に適した時間ですもんね。
もちろん、問題がなければ、ですよ。
遅刻ばっかりしていて、起きる時間をそのままにしていたら、遅刻という問題行動はなくなりませんよね。
遅刻という問題行動をなくすためには、今までの起きる時間を早くするしかありません。
早く起きる為には、就寝時間も見直さなければならないかもしれません。
だって、自分に適した時間に合わせるということは、たった一つの行動だけでなく、他にも連動した行動を見直さなければ根付かないからです。
睡眠時間の減少によって、新たな問題行動が出たら目も当てられませんよね。
で、もし、睡眠時間の減少によって問題行動が起きてしまったらどうしますか?
早く起きるように言われたから問題行動が起こったんだ、なんて言います?
いやいや、言わないですよね、さすがに。
何言ってんだ、で終わっちゃいますよね。

睡眠時間の確保もして、新たな起床時間の習慣が根付くわけです。

さて、個人的な話しですが、僕の起床時間は仕事の時間に対してめちゃめちゃ早いです。
さらに15分早くし、その生活もはや3ヶ月が過ぎました。

理由は至極シンプルです。

混むのが嫌、待つのが嫌、ただそれだけです。

でも、自分に適しているから根付いています。

行動には、目に見えないですが、その人にとっての理由、意味があります。
問題行動をどうにかしたいなら、見えない理由を聞いてから対処しましょう。