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航のこらむ
サイト管理人のこらむです。
読み物として見て下さい。何かヒントになるかもしれません。
少しでもあなたの助けになれば幸いです。

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義妹一家の来訪に閉口

今回も中日新聞の ねえねえちょっと に掲載された相談について考えてみたいと思います。
どうぞお付きあい下さい。

今回の方は、還暦を過ぎた長男の奥さんで、義母(87)と夫、長男一家の計七人家族だそうです。
車で十分の近所に住む義妹は、正月やお盆など年に数回、義弟と子二人、その妻や孫まで連れて夕食に来るとのことです。
あいさつもありません。
子どもの代に替わったので、今後は遠慮してほしいのですが、どうすれば分かってもらえるのでしょうか、とのことです。
夫は妹がかわいいので、話せないとのことです。

なるほど、これはなかなか難しい問題ですね。
長男の嫁として、義母と同居されてる方は、そのような思いをされてる方もおられるのではないでしょうか。
さて、それではどう考えたらいいんでしょうね。

まずは、何が問題なのか、だと思います。
年に数回の夕食との事ですので、義妹と義弟家族の里帰りなのは頭では分かっているんではないでしょうかね。
なら、恒例行事として、義母も楽しみにしていると推測されるので、その機会がなくなる可能性は今は少ないのではないでしょうか。
今後はどうなるか分かりませんが・・・。
還暦過ぎるまで、この方が我慢してきた事はどんな事だったんでしょう。

多分ですが、七人家族ですので、毎日の食事の準備も大変なのではないでしょうか。
年に数回とはいえ、さらに倍に近い人数の準備はさぞ大変だろうと思います。
あいさつもありません、との事から、夕食の準備を手伝ってもらえてないのではないでしょうか。
一緒に作業すると、自然にあいさつをする間柄になると思いますので・・・。
それか、一緒に作業するのを、この方自ら望んでいなかったのかもしれませんね。
夫は妹がかわいいので、にこの方の気持ちが表れているように、僕には感じられました。

ずっと不満に思ってるのを我慢する事は、本当に辛くて苦しい事だと、僕は思います。
どうでしょう、一度ご主人に、自分が今まで思ってきた事を話すいい機会ではないんでしょうか。
同じように思うかもしれませんが、話せないと話さないは、似て非なるものです。
~だから話せないは、どこか相手の責任にしてしまっています。
~だから話さないは、自分で責任を持って選択しています。
それを見極める為にも、少しの勇気を持って、話してみませんか。
案外、話してみると、自分が思ってた以上に周りは気にしていない事は多いものです。
ほんのちょっとの勇気で、物事は大きく動き出しますよ。

休日に歯磨きをしない夫

今回も中日新聞の ねえねえちょっと に掲載された相談を考えてみたいと思います。
どうぞお付きあい下さい。

今回の相談内容は、この方のご主人が新婚の時から朝しか歯磨きをしなかったとのことです。
二十六年たった今、仕事が休みの日など、朝も歯を磨かないことがあり、口臭がきついので注意すると「わしのことをくさいと言う」と怒るとのことです。
休みでも外出することもあり、ひどい口臭で気分が悪くなるとのことですが、歯科医院にも行かず、頑固なご主人に歯磨きをさせるにはどうしたらいいか悩んでいる、とのことです。

これはなかなか難しいですね。
多分、ご主人は子供の頃から夜歯を磨くという習慣がなかったのかもしれませんね。
となると、歯磨きをするという行為自体、たった数分の事でも、習慣として根付かせるのは時間がかかるかもしれません。
といっても、周りが気分が悪くなるほどの口臭は問題ですよね。
さて、どうしたらいいんでしょうね。

ところで、自分の口臭、体臭って分かる人って、果たしているんでしょうか?
僕も自分自身の臭いって分かりません。
他の人に言われて、そうなんだあって思うぐらいですね。
ここもまた難しい問題で、その人が傷つくだろうなあって事って、言いづらいのではないでしょうか。
ですから、臭い関係って、難しい問題ではあります。
自覚できない事は、なかなか受け入れづらいものです。
だから、ご主人も、悪口を言われたと思い、怒るのではないでしょうか。

身近な人からの指摘は受け入れられない。
それなら、やはり専門家から言ってもらった方が、本人も納得するのではないでしょうかね?
歯科医院に行かないとのことですが、あなたの為ではなく、わたしの為に一緒に行ってとお願いしてみてはどうでしょう。
一緒に定期検診行こう、みたいな感じですかね。
診察さえしてもらえば、口臭の原因も分かるでしょうし、正しい歯磨きの仕方も教えてもらえると思います。
歯磨きをしないことによって、どんな弊害があるか、専門家から言われると、大分受け取り方も違ってくると思います。
自ずと歯磨きをするようになるかもしれませんよ。

義母へのお礼なく不満

今回も、中日新聞の ねえねえちょっと に掲載された相談を考えてみたいと思います。
僕がキーポイントだと思う部分を、今回も一部色を変更して記載しますので、読んでいただければ幸いです。
それでは、どうぞお付き合い下さい。

今回の相談内容は、この方のご主人が友人の母に駐車場を借りてお世話になっているので、お礼のお菓子を毎月と、お中元、お歳暮を届けているとのことです。
その友人は兄弟で義母に茶道を習いに来ているのですが、金銭はもちろん、何かを持ってきたことは一度もないとのことです。
義母は「好きで教えているのだからいいよ」といいますが、この方は釈然としない気持ちで、自分が細かいのでしょうか、との事です。

なるほど、こちらはお世話になってるお礼をしているのに、向こうもお世話になってるはずなのにお礼がないのは釈然としない、そんな思いをしているんですね。
これは、なかなか難しい問題だと思います。
こんな思いを経験された方も多いんではないでしょうか。
それでは、一体どうしたらいいんでしょうね。

まずは、自分と相手が全く別の考え方を持っていると考えたらいいのではないでしょうか。
毎月、お礼のお菓子を届けているのは本当に素晴らしい事だと思います。
でも、それはこの方が当たり前と思う事であって、他の人も当たり前と思う事だとは限りません。
この方の友人は、駐車場の契約で十分と考えているのかもしれません。
友人(の母)は駐車場を貸す、この方(のご主人)は駐車場代を払う、それで十分だと考えているのではないですかね。
もちろん、ここにも同じように、それは友人が当たり前と思う事であって、他の人も当たり前と思う事だとは限りません。
ですから、どううまく、自分の中で折り合いをつけるか、だと思います。
このままお礼を続けるか、続けないか、それもこの方次第だと思います。

さて、次に本題の、義母へのお礼なく不満、について考えてみたいと思います。
ここは本当に誰でもややこしくしちゃうとこだと、個人的に思います。
どうしてややこしくしちゃうのか、それは当事者と第三者を混同しちゃうからです。
この場合の当事者は、茶道を習う友人兄弟と、茶道を教える義母になります。
となると、当事者の義母は、今のままでいい、と言っているんです。
当事者間で了解済みなら、それ以上何もする事はないのではないでしょうか。
下手に第三者が関わっちゃうと、今までのバランスも崩れちゃうかもしれません。
かといって、釈然としない気持ちも残っちゃいますよね。
義母が気を使って言ってるのかもしれないし、本当にそう思って言っているのかもしれないですしね。
もし、確かめたいなら、友人にさりげなく聞いてみるのもいいかもしれません。
自分が紹介した手前、ちょっと心苦しいみたいな感じですかね。
ひょっとかしたら、なにかしらの回答が返ってくるかもしれませんよ。

娘の爪かみ、実母が非難

さて、今回も中日新聞の ねえねえちょっと に掲載された相談について、考えてみようと思います。
今回の相談内容は、深く考えれば色々な事が出てくるのではないかなと、個人的に思いました。
ですから、個人的に気になる所を、今回は色を変えて書いてみたいと思います。
と、ちょっといつもと違う前振りですけど、どうぞお付き合い下さい。

今回の内容は、この方の五歳の娘さんが爪をかむ癖があるとのことです。
この方も、結婚するまで同じ癖があったとのことです。
母は「あなたのしつけができていない」と非難。「私は育児に成功したのに、あなたはなぜできないの」と言い、
「母親みたいになりたくなければ爪をかまないの」と娘さんの手をたたくとのことです。
義父母は見守ってくれますが、娘のためにも、母とどう接すればいいか分からなくなる、とのことです。

なるほど、本当に今回はどうすればいい分からないという状況なんではないかなと、僕は感じました。
それでは、状況を一度整理するとこから始めてみましょうか。

さて、それでは、まずは義父母の立場から、見て見ましょうか。
義父母が見ている景色は、そのままの景色なんではないかなと思います。
つまり、五歳のお孫さんが"爪をかむ癖がある"という、今、現在の景色だけです。
ですから、見守っているという立場にいるんではないでしょうか。
それか、それほど困った癖とは感じていないか、そのうち収まると考えているのかもしれませんね。

ひょっとかして、見守っている義父母に助けてもらいたい、とこの方は感じているのではないでしょうか?
本当に助けてもらいたいのは、誰なんでしょうか?
五歳の娘さんでしょうか、それとも・・・。

それでは、この方とお母さんが見ている景色とは、一体どんな景色なんでしょうか?
それは、娘さんの"爪をかむ癖"を見て、実は"自分達の過去の出来事"を見ているのではないでしょうか。
お母さんは、自分のこの方に対するしつけ、この方は自分自身の癖、それに対するお母さんへの思いを、今、ここで見てしまっているんです。
物事に過剰に反応しているなって時は、大抵、過去の出来事を今の景色に被せちゃってる時が多いです。
この方は、自分の癖がどうしてあったのか、原因は分かっているのではないでしょうか。
結婚するまで、という事は、母親と離れる事によって癖が直ったと考えているんではないでしょうかね。
その癖が出ていた時、一体どんな事を感じていたんでしょうね。

お母さんの言葉だけを見ると、この方を否定しているように僕は感じました。
否定されると、どうしても萎縮しちゃいますよね。
萎縮しちゃうと、どうしても自信を持てず、おどおどしてしまうのではないでしょうか。
おどおどしてる姿を見ると、相手はそれが気に入らず、また否定してしまう。
そして、さらに萎縮してしまう・・・。
抜け出せない、負の繰り返しになってしまっているのではないでしょうか。
抜け出せないと書きましたが、抜け出せない事はないです。抜け出さないだけなんです、実は・・・。

お母さんにとっても、この方の娘さんは大事なお孫さんです。
大事なお孫さんが将来、"爪をかむ癖"で苦労しないように、悪い事だと、しつけているんですよね。
その中には、ひょっとかして、この方の"爪をかむ癖"を直せなかったという"自責の念"もあるのかもしれません。
何かがなければ言葉もキツクなりません。だからといって、言われた方はいい気分にはなりませんよね。
手をたたくとこも見たくないですよね。

さて、問題は確かに娘さんの”爪をかむ癖”ですが、しつけについてになってる気がします。
ですから、ちょうどいい題材ではないですが、お母さんの言動をうまく利用して、娘さんにしつけをするのはどうなんでしょうか。
「母親みたいになりたくなければ爪をかまないの」
そう言われて、実際自分がどんな悲しい気持ちになったか、そんな相手を悲しい気持ちにさせるような事はしないようにと、娘さんに話してみるのもいいかもしれません。
娘さんのために、でしたら、いがみ合うのは極力避けたいですよね。
なら、お母さんも立てなければなりません。
おばあちゃんはわざとそうやって言ってるんだよ、本当は仲がいいんだよ、とお母さんもいる場で娘さんに話せば、両方ともうまくいくような気がします。
器の違いではないですが、包み込むぐらいにされると、お母さんも毒が抜かれると思います。
そうすることによって、娘さんの”爪をかむ癖”も、ひょっとかしたら収まるかもしれません。
この方が癖が直ったように・・・。
すぐに収まらないとしても、いずれ爪をかまなくなると思いますよ。

<ごめんな祭>高知県「後免町」で叫ぶ「ごめんなさい」を読んで

本当に、お祭りってたくさんありますよね。
こんなお祭りがあるなんて、全く知りませんでした。
どんなお祭りかというと、
<ごめんな祭>
いやあ、おもしろいと思わず心引かれちゃいました。

場所は、高知県南国市にある「後免町」というところだそうです。
地名にちなみ、「ごめん」の気持ちを伝える、シンプルかつ分かりやすいお祭りみたいですね。

「ごめんなさい」って、謝るって、なかなか難しいって感じませんか?
謝ればいいって分かっているけど、何かが邪魔をして、素直に謝れない。
そんな経験をしたことってあるんではないでしょうか。

今、現在、悪いことしたなあって思っている事があるなら、その自分の気持ちに素直に従ってみませんか?
「ごめんなさい」って、素直に自分の気持ちを相手に伝えてみませんか?
素直な気持ちを伝えてみると、相手にも伝わります。
逆に言うなら、素直じゃないと伝わりません。
"え、本当にそう思っているの?"
そう感じた経験って、ありませんか?
そう言われた経験って、ありませんか?
そう言いたい経験って、ありませんか?
それは、言葉と気持ちが一致していないんです。
どうです、思い当たりませんか?

素直に、「ごめんなさい」。
伝えて、みませんか?

あ、ちなみにお祭り自体は、今月の11日にありました。
書いてる途中で、違うコラムに手を出しちゃって、途中書きで放置しちゃってました。
「遅くなって、本当にごめんなさい。」