free mental place 航

”自由なこころの空間”を提供する カウンセリングルームです

愛知県一宮市今伊勢町新神戸
郷浦11-1明和ハイツ203号
                  TEL.0586-43-0848

ねえねえちょっと

疑い深い義父、今後が心配

今回も中日新聞の ねえねえちょっと に掲載された相談を考えてみたいと思います。
どうぞ、お付き合い下さい。

今回の内容は、この方が同居の義父(82)に「物を取った」と言われたとのことです。
以前から物事がうまく進まないと他人の責任にすることがあり、最近特に血縁以外は信用しないとのことです。
今のところ認知症とは診断されていませんが、今後の介護を考えると、この方一人で世話をする自信がないとのことです。
近くの義姉とはあまりよい関係ではなく、疑い深い性格の義父とどう付き合えばいいのか、悩んでいるとのことです。

なるほど、これは本当に難しい問題ですね。
義父に物を取ったと言われ、違うのに信じてもらえず、今後の介護を考えると、一人で世話をする自信もなくなってしまいますよね。
今でも疑い深い性格の義父なのに、この先、どう付き合っていけばいいのか悩んじゃいますよね。
では、一体、どうすればいいんでしょうね。

どうでしょう、まずは大まかに二つに分けて考えてみるのがいいんではないでしょうか?
今後の介護のこと、疑い深い性格の義父と付き合っていくこと、この二つに分けてみませんか。

まずは、今後の介護の事ですが、一人で世話をするのは難しいと思います。
家族で相談して、協力して介護していかなければ、抱え込み過ぎて、疲れ切っちゃうと思います。
今はあまりよい関係ではない義姉ですが、これを機会にして、関係を修復してみるのもいいのではないでしょうか。
義姉に色々義父の事を教えてもらうようにすれば、自然と関係も変わってくるかもしれません。
近くですので、関係さえ変われば、心強いですよね。

疑い深い性格の義父との付き合いですが、「物を取った」と言われたのは、今回が初めてだったんではないでしょうか。
疑われるのは本当にいい気分ではないですよね。
でも、義父にとっては、その物がなく、困ってるんですよね。
なら、どう付き合っていくか、ですが、一緒に探してみるのが一番いいんではないでしょうか。
実際義父は困っているわけですし、自分は取っていないわけですから、一緒に探す事によって、疑いが晴れるかもしれませんし、信用してもらえるかもしれません。
小さな事ですが、それが積み重なって、信頼関係になっていくものだと思います。
大変だとは思いますが、今後の関係が変わるかもしれませんよ。

定年後の人付き合い悩む

今回も中日新聞の ねえねえちょっと に掲載された相談を考えてみたいと思います。
どうぞ、お付き合い下さい。

今回の方は、昔お世話になった方で、この三十年近くお付き合いがない方の訃報の連絡を受けたとのことです。
一般的には定年を迎え、年金生活になったら今までの付き合いを見直す時期と聞き、この方も身の回りの事を考えねばならないと感じてるとの事です。
知人の訃報連絡を受けた場合、自分が死んだ場合にどこまで知らせるか、どう考えたらいいのか、とのことですね。

なるほど、三十年ってかなり長い年月ですよね。
そんな長い年月、お付き合いがなかった知人の訃報の連絡を受け、どうすればいいか、とまどっているように感じました。
では、どう考えたらいいんでしょうね。

この方の訃報の連絡は、会社関係で連絡を受けたのではないでしょうか。
どうなんでしょう、どちらを選ぶにしろ、とまどいはあるような気がします。
なら、より少ない方を選んだ方がいいのではないでしょうか。
長い年月、お付き合いもないとの事ですので、それも考慮されればいいと思います。

どこまで知らせるかですが、お葬式の規模や費用に影響するので、知らせる範囲は慎重に考えられた方がいいのではないでしょうか。
一般的には、友人や知人、所属している団体、町内会などへの連絡は最も親しかった人に伝え、その人から他の仲間へ連絡をお願いするみたいです。
少なくとも、今回の事で、知らせる知人の、ある程度の範囲は絞られたんではないかなと思います。
知らされて、相手がどうしようか悩むぐらいの関係なら、知らせなくてもいいのではないでしょうかね。

生きている以上、死というものは、誰もが避けては通れないものです。
なかなか難しいものですが、一般常識と自分の気持ちを上手く折り合いをつけ、自分自身が納得できるように考えるようにするのが、一番いいのではないでしょうか。

義父母の喫煙どう言えば

今回も中日新聞の ねえねえ ちょっと に掲載された相談を考えてみたいと思います。
どうぞ、お付き合い下さい。

今回の方は、ご主人が長男で、最近新居を建て義父母と同居予定の主婦の方です。
ご夫婦二人はたばこを吸わないのですが、義父母は吸うとの事です。
洗濯物などににおいが付くのも、部屋の壁紙が変色するのも嫌との事です。
子どもは二人いるとのことですね。
"外で吸って"とお願いしたいのですが、どう言えばいいのか悩みます。
冬は雪が降るので、ためらいも。
親思いのご主人から話してもらうのは期待できない、とのことです。

なるほど、これはなかなか難しいですね。
義父母に、たばこを"外で吸って"もらうには、どうしたらいいのか、悩んでしまいますよね。
ご主人から話してもらうのではなく、ご自分で言わなければならないなら、尚更色々考えちゃいますよね。
それでは、一体、どう言えばいいんでしょうか?

多分ですが、この方の中で、ある程度どのように言おうか決まってるように、僕には感じられました。
子どもさんがいるとの事ですので、それを絡めて考えているのではないでしょうかね?
例えば、”子どもの健康に悪いので”みたいな感じですかね。
お孫さんを思う、義父母の情に働きかけるお願いですね。
それを上手く伝えると、義父母は外で吸ってくれると予想がついてるんじゃないですかね。
ただ、何か一方的過ぎる気がして、言い出しづらい気にもなってるのではないでしょうか。
冬は雪が降るし、夏は暑いですよね。
そう考えると、どうしてもためらっちゃいますよね。

なら、いっそ、”外で吸って”というお願いをちょっと考えてみませんか?

義父母の部屋の中でだけ、たばこを吸ってもらう、というのはどうなんでしょう?
洗濯物ににおいも付かないし、義父母の部屋の壁紙は変色しちゃいますが、自分達で掃除してもらえば問題もないのではないでしょうか?
外ではないですので、外の環境の変化を気にする必要もないですし、お孫さんの健康という点でもちゃんと理に適ってると思われます。
親思いのご主人も、納得できるのではないでしょうか。
なにより、一方的ではないですので、言い出しやすいと思われますよ。

私の両親送迎 嫌がる義母

今回も中日新聞の ねえねえ ちょっと に掲載された相談について考えてみたいと思います。
それでは、どうぞお付き合い下さい。

今回は、義母と互いの欠点をうまく補ってきて、結婚三十年、仲良く暮らしてきた主婦の方です。
最近、実家の母の入退院や父の認知症などで両親の事を心配してるとのことです。
両親の為に買い物や病院の送迎をしたいのに、義母には「タクシーを呼べばいいのに」と言われ、いい顔をされないとのことです。
義母の病院の送迎はこの方がしているのに、どうしたら快く行かせてもらえるか、困っているとのことです。

なるほど、なかなか難しい問題ですね。
義母の送迎と同じ事を実の両親にするだけなのに、快く行かせてもらいたいですよね。
では、一体どうしたらいいんでしょう。

さて、義母との関係ですが、お互いの欠点をうまく補って仲良く暮らしているんですよね。
そこまでの関係って、なかなかできるものではないと思います。
その関係を上手く使うってのは、どうなんでしょうね。

確かに、義母が言うように、タクシーを呼んでも用事は済ます事は出来ますよね。
でも、それでは両親を心配する気持ちが収まらないんですよね。
なら、それを説明すれば、分かってくれるのではないでしょうか?
三十年という長い年月を仲良く暮らしてきたという、義母との関係なら、大丈夫のような気がします。
分からないから、いい顔をしてないだけかもしれません。
となると、ちゃんと説明してもらって、分かりさえすれば、快くいい顔で行かせてくれるかもしれません。

互いの欠点をうまく補ってるのは、この方一人だけではなく、義母も同じようにされてるからですよね。
なら、今まで同様、今回もお二人なら、何も問題はないのではないかなと、僕は思います。

 

やむなく退職、夫が非難

今回も、中日新聞の ねえねえ ちょっと に掲載された相談を考えてみたいと思います。
それでは、どうぞお付き合いください。

今回の相談は、長年、正社員として働いた会社を辞められた主婦の方です。
子育てをしながら家も建て、頑張ってきたみたいですが、子どものために転勤を断り、退職せざるを得なかったとのことです。
ご主人は、収入が大幅に減ることで、将来への不安から退職に反対だったそうです。
夫婦でこのつらい選択を共有し、励まし合えると思っていたのに"勝手に辞めやがって"と言われ、その薄情さに悲しい気持ちでいっぱいです、とのことです。

なるほど、辞めたくて辞めたわけではないのに、"勝手に辞めやがって"の言葉が薄情に聞こえ、悲しい気持ちでいっぱいなんですね。
つらい選択をしたのに、その気持ちを受け止めてもらえなくて、本当に辛い思いをしたんだろうなと僕は感じました。

さて、これはなかなか難しい問題ですね。
それではちょっと、整理してみましょうか?

この方は、子どものために転勤を断り、退職をせざるを得なかったんですね。
そして、そのつらい選択を夫婦で共有し、励まし合えると思っていたんですね。
一方、ご主人は、収入が大幅に減ることによる将来への不安から、退職に反対だったんですね。
そして、"勝手に辞めやがって"と発言されたんですね。

ちょっと気になったんですが、ひょっとかして、話し合いは結論出ていなかったんではないでしょうか?
結論が出ていないのに、退職の選択をされたのではないんですかね。
だから、ご主人は"勝手に~"と言われたのではないでしょうか?
その言葉の中には、将来に対する不安な気持ちを受け入れてもらえなく、逆に薄情だという思いがあるのかもしれません。
となると、意見が分かれているのに、自分の意見と違う選択を、はたして共有できるんでしょうか?
多分、できないんではないでしょうかね。

では、どうすればいいんでしょう?

話し合いを途中で切り上げてしまうと、わだかまりが残る事が多いです。
今回も、二人とも、自分の意見を受け入れてもらえず、わだかまりが残ってるのではないでしょうか?
本当に退職しなければならなかったのか、
収入が大幅に減る事に対する対策は何かなかったのか、
それがクリアされれば、わだかまりも消えるのではないんですかね。

退職はもう決定事項ですので、仕方ありません。
となると、あとは大幅に減る収入を少しでも多くすれば、将来に対する不安は減りますよね。
新しい仕事は決めてたんでしょうか?
多分、決めていないんではないでしょうかね?
となると、まずは具体的な対策を立ててみてはどうでしょう。
それが達成されて、初めてつらい選択を共有し、励まし合えると思いますよ。

妻との第二の人生に悩む

今回も中日新聞の ねえねえ ちょっと に掲載された相談について考えてみます。
どうぞ、お付き合い下さい。

今回の方は、退職後の奥さんとの暮らしで悩んでいるとのことです。
奥さんは気難しい性格で、物事の判断が自分の気分次第。
思い通りにならないとこの方と息子さんたち、学校や地域の人にまで文句を言い、恥ずかしい限り。
定年が迫り、この先ずっと奥さんと過ごす生活が待っているかと思うと、気分が沈むとのことです。
これまでのように聞き役に徹し、波風を立てないことを第一としていくよりないのでしょうか、とのことです。

なるほど、奥さんが気難しい性格で、思い通りにならないと周りに文句を言って、恥ずかしい思いをしてるんですね。
今はまだ仕事で会社で過ごせるけど、定年になったらずっと一緒に過ごす生活を思うと、気分が沈むんですね。
聞き役に徹し、波風を立てないことを第一としていくしかないのか、と考えているんですね。

さて、なかなか難しい問題ですね。
それでは、ちょっと考えてみましょうか。

どうでしょう、思い通りにならないと、程度の差はあれ、嫌な気持ちにならないでしょうか?
どうしてなんだろうって思う事、あるんじゃないでしょうかね?
そんな時って、誰かに愚痴を言いたくなることはありませんか?
その愚痴を聞いてもらえると、スッキリするって経験は、誰でも一度はあるのではないでしょうか?
となると、これまで取られてきた、聞き役に徹するという方法は、とても素晴らしい方法だと思いますよ。
ただ、徹するというのは、身構えてるようで、ちょっと苦痛に感じてしまうように感じますが・・・。

思い通りにしたい、ではなく、思い通りにならないから文句を言う、ではないんでしょうか?
奥さんは、文句(愚痴)を言って、スッキリしたい。
だから、まず、この方に話す。
でも、スッキリしない。
息子さんたちに話す。
でも、スッキリしない。
学校や地域の人に文句(愚痴)を言う。
そこでやっと、スッキリするか、諦める。

となると、最初で目的を達成さえすれば、学校や地域の人に文句を言って、恥ずかしい思いをする事もなくなるかもしれません。

話しを聞くって、簡単そうで、けっこう難しいものです。
なぜなら、話しを聞いてもらえたって、相手が感じなければならないからです。
こちらがするってわけではなく、正に相手次第なんですよね。
でも、それが達成されると、面白い事に人間関係って変化する可能性があります。
自分が変わる事によって、相手も影響を受けて、変化するんです。
それは、勝手に相手が変わるという事です。
そうなると、今までと違って、良好な関係になる可能性はあります。

話しを聞いてるよって、相手に分かるようにするには、相槌をとりいれると効果的です。
一度、取り入れてみて下さい。
非常に効果的ですよ。

義姉が母に冷たくあたる

今回も中日新聞の ねえねえ ちょっと に掲載された相談について考えてみます。
今回も一部文章の色を変更してあります。
それもあわせて、どうぞお付き合い下さい。

今回は、義姉の希望で、両親がお兄さん一家と同居している娘さんの相談です。
先日、お母さんが一ヶ月入院をしたとのことです。
お母さんは一刻も早く家に帰りたくて、退院日の朝、義姉に連絡すると"朝は忙しい"と言われ、病院で二時間待たされたと聞いた、との事です。
お母さんは義姉の機嫌をうかがっているように見える、とのことです。
育った生活環境で考え方が違うのは十分理解しているつもりですが、こんな仕打ちはないと思う、とのことです。

なるほど、お母さんから二時間待たされたというのを聞いて、こんな仕打ちはないと感じたんですね。
この方から見て、お母さんは義姉の機嫌をうかがっているように見えてるんですね。
本当にお母さんを大切に思われているんでしょうね。
大切に思っているお母さんが待っているのを想像して、義姉が冷たくしている、と考えているんですね。

さて、人間関係のトラブルの元は、実は思い込みが大半を占めています。
~のように見える、というのは、思い込みの可能性がありますね。
それを念頭においてもらうと、客観的に物事が見れるのではないかな、と思います。
この方は、育った生活環境で考え方が違うのは十分理解している、との事ですが、そのように考えれるのは本当に素晴らしいことだと、僕は思います。
ただ、今度はその考えに囚われてしまっているのではないかな、と感じました。
その考えに合わせようとして、今は、思考と感情にズレが生じている状態なのではないでしょうか?
無理に合わせようとすると、どうしてもズレは生じます。
自然に、自分なりの思考になるように消化する、というのも有効だと思います。
すると、そのようなズレは生じなくなるでしょう。

さて、今回このこらむを書くときに、父親に連絡を取って、ある確認をしました。
どんな確認かというと、僕の父親も以前入院していたので、退院のタイミングを確認しました。
それによると、病院側の指定ではなく、患者さん(家族)の指定なんですよね。
となると、退院の時間の目安は病院側と話し合われていたのではないでしょうか?
お母さんを迎えに来る、義姉は、"朝は忙しい"んですよね。
わざわざ日常生活で"忙しい朝"に退院の時間を指定はしないんではないでしょうか?
となると、”忙しい朝”を外した時間に退院する予定になっていたのではないでしょうか?

ここで、それぞれの"真実"が出てきています。
お母さんにとっての"真実"は、"一刻も早く帰りたくて、二時間も待たされた"です。
義姉にとっての"真実"は、"朝は忙しくて、迎えに行くのは無理"です。
どちらにとっても、尊重しなければならない言い分はあります。
ですから、それぞれの"真実"になるんです。

もっとも大事なのは、あなたは"当事者ではない"という"事実"です。
"真実"はそれぞれありますが、"事実"は一つだけです。
自分は"当事者でない"と冷静に考えてみて下さい。
すると、たくさんある"真実"の中からたった一つの"事実"が見えてくるのではないでしょうか。
それを自分だけの為に使うのもいいですし、お母さんと義姉の関係の間を取り持つのもいいでしょう。
あなたがどうしたいか、それによって、変化は訪れると思いますよ。

口下手で役員の仕事 不安

今回も ねえねえ ちょっと に掲載された相談について考えてみます。
今回も少し趣向を変えて、原文をそのまま変えずに記載しています。
もちろん理由はありますので、どうぞ今回もお付き合いください。

地域の役員に選ばれ、受けることになりました。
多い時は月に五~六回、研修会や行事のための会合があり、あいさつをしたり、意見を言ったりする機会が多くなります。
口下手の私は、頭の中で話す内容を考えていても、その場になると何も話せなくなります。
これから二年の役員任期の間、人前で話すことができるか、不安でいっぱいです。

さて、今回、全く手を加えず、そのまま記載しました。
どうしてか、その理由はとても簡単です。
とても素晴らしく、分かりやすく、伝わりやすい文章だと、僕が感じたからです。
そのあなたの持っているものを、そのまま利用してみませんか?

頭の中で内容を考えているのを、文章にしてメモ書きとして持って人前で話す、というのはどうでしょう。
これだけ相手に伝わりやすい文章ですので、結果はかなり違ってくると思います。
口下手かもしれませんが、文章上手だと僕は思いますよ。
それを繰り返すことによって、人前でも話すという事に自信を持てるようになると思います。
自信が持てると、自ずと自分の意見も言えるようになるのではないかなと、僕は思います。

月に五回として、二年の任期で120回、少なくとも100回程度あるわけです。
最初は失敗しても、これだけ回数あるとしたら、なんとかなるように思えませんか?
文章上手なあなたなら、出来ると、僕は信じています。

孫を差別する義父

今回も、ねえねえ ちょっと に掲載された相談について考えてみます。
途中、色を変更して書いているのは、原文のまま記載しています。
少し読みづらいかもしれませんが、ご了承下さい。

今回は、義父母と同居している方の相談です。
義父母の娘と同時期に、わが家にも子どもが生まれました。
娘の孫がかわいいのは分かりますが、義父の態度が明らかに違う、との事です。
娘の孫は何をするにも大事で心配。
この方のお子さんには、口調もきつく、"あなたがしっかりみておきなさい"と言われる、とのことです。
まだ子どもたちは幼く、分からず遊んでいますが、腹立たしく、平等に接してほしい、とのことです。

なるほど、同時期に生まれたのに、平等に接してもらえないと腹立たしく感じますよね。
ましてや、それが自分のお子さんだとなおさらでしょう。
さて、どうしたらいいんでしょうね?

ちょっと今回、書き方を変えてみました。
なぜかというと、文面を読ましてもらった時、僕は何か他人行儀な印象を感じました。
その部分を色を変更してみました。
僕の見当違いなら、本当に申し訳ありません。
ひょっとかしてですが、以前から義父とあなたはあまりいい関係ではないのではないでしょうか?
同居しているのに、わが家と書いてあるんですが、そこに何か強いこだわりがあるように感じました。
あえて分けている、という感覚ですかね。
そして、私は口を出さないから、”あなたがしっかりみておきなさい”と繋がっている気がしました。

もしくは、家族構成は分かりませんが、普段から同居している家族なら、孫とはいえ、厳しくなってしまうものではないでしょうか。
娘の孫というわけではなく、たまに会う孫には甘く接してしまう、とは考えられないでしょうかね。
確かに、平等ではないかもしれませんが、平等に接するのは難しいかもしれません。
ただ、娘さん家族も同居しているなら、また話しは別になってしまいますが。

義母かご主人に、義父の自分のお子さんに対する態度について相談してみてはどうでしょう。
明らかに態度が違うなら、二人も同じ事を感じているでしょう。
何か義父に働きかけてくれるきっかけになるかもしれません。
育て方というものは、自分が意識しなければ変わらないものです。
義父が昔からご主人に対しても同じような態度なら、本当の家族として接しているのかもしれません。
あるいは、義父自身もどうやって接していいのか分からないのかもしれません。
だから、つい厳しく接してしまうというのもあり得るかもしれませんね。

自分の都合押しつける母

今回も、ねえねえ ちょっとに掲載された相談を考えてみたいと思います。
どうぞ、お付き合い下さい。

今回は、お母さんとの関係についてのようです。
七十代で健康体のお母さんはきつい性格のようで、何でも自分の思い通りにならないと気が済まない人のようですね。
実家から四十分ほどの場所で家族と暮らす相談者の方に、電話で家事の手伝いや用事を言いつけてくる、とのことです。
引き受けないとすぐ不機嫌になるので、いつもお母さんの言いなり、とのことです。
五十歳を過ぎて親の顔色をうかがい、ビクビクしている自分が惨めでつらい、そんな状況のようですね。

なるほど、顔色をいつもうかがいながら生活するって、疲れちゃいますね。
そんな自分を、惨めでつらいって感じちゃうんですね。
本当にお辛いんだなって、お察しいたします。

さて、それではどうしたらいいんでしょうか。
お母さんとの関係ですので、長年続けてきた対人スキルの見直しになるのではないかな、と思います。
何故なら、家族との関係、それも自分のお母さんとの関係というものは、最も影響を受けているとも言い換えれる関係だからです。
もちろん、それが全てではありませんが・・・。
"自分がお母さんの言いなりになれば、お母さんは不機嫌にならない。だから、関係はうまくいく"。
多分ですが、子供の頃から、そのように考えてずっと続けていたのではないでしょうか。
自分さえ我慢すれば、と考えていたのもあるのかもしれませんね。
これって、一見正しく見える考えですが、実は誤ってる考えなんですよ。

どこが誤っているかというと、まずは自分で条件をつけてしまっているんです。
”お母さんの言いなりになる”という条件を満たす事によって、”不機嫌になる”のを防いでいたんです。
確かに、その通りですよね。有効な手段だとは思います。
ずっと”言いなり”になれれば、ですが・・・。
ですが、今回の事でも分かるように、一方的に負担を負うという行為は、いずれ破綻してしまうんです。
気づきにくいんですが、相手の行動を促す事もしているんです。
"言いなり"になっていると感じているのは、自分です。
相手であるお母さんは、"言いなり"になって、迷惑に感じているとは気づいていないんではないでしょうか。
だから、自分の用事を何でも言いつけてくる(言ってくる)。
悪循環が生じているんです。

今、自分はどうしたいんでしょう。
ビクビクしている自分が惨めでつらいんですよね。
このままお母さんの言いなりを続けると、ずっとそれが続くんです。
それをずっと味わい続けてもいいんでしょうか?
そんな自分を変えたい、それなら、今まで避けてきたことを取り入れるタイミングなんでしょう。

避けてきた事、それは"断る"という事です。
今まで避けてきた事ですから、最初は、難しいと思います。
これだけは"言いなり"になりたくない、そんな場面を特定して、まずは、それだけを"断る"ようにしてみて下さい。
今までは、"断れない"と思っていたと思いますが、"断らない"事をしていたんです。
実際、やってみると、自分が想像していた程、難しいものではないですよ。
そのうち、自然に身に付いて、普通にやれると思います。