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”自由なこころの空間”を提供する カウンセリングルームです

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自分自身

"余計な一言"って?

美容院に行った時に、女性週刊誌を読むんですが、"余計な一言'について書かれていたんで、なんとなくひっかっかったので、ちょっと考えてみようかなって思います。
"余計な一言"って聞いて、誰もが"あ~あるある、あれは余計だったよな"ってこと、あるんじゃないでしょうか?自分がしてしまった"余計な一言"もあれば、相手に"うわあ、それは余計な一言だよ"ってのもありますよね。まさに分かっちゃいるんだけどやっちゃうんだよね、ですよね。
なぜなんでしょう?
ちょっと考えてみてください。日本語には、"本音"と"建前"という便利な言葉があります。私は"本音"しか話したことないって人はいないんじゃないでしょうか?もし、そんなことはないって人がいるなら、ストレスをいつも抱えてるんじゃないでしょうか?それもないっていうなら、周りがストレスを抱えてるんでしょうね。
それを当てはめてみると、最初は当たり障りのない"建前"で話しをしているんですが、面白いことに、人って話すことに夢中になってくると、むくむくと”本音”が顔を出してくるんですよね。無意識に聞いてほしいってあるのかもしれませんね。それが”余計な一言”と言えるんじゃないかなと。で、ぽろっと出ちゃう。
もし、今度”余計な一言”が出たときは、ちょっとだけ、その一言について考えてみて下さい。自分自身の本当の気持ちに気づくと、同じ失敗はなくなるかもしれません。自分の”本音”の言葉を聞いてあげて、消化してあげましょう。

"みんなが~"は、本当なの?

人から相談をされたとき、"みんなが私の事を~だと思ってる"って相談を受けることって多くないですか?
知り合いと会話してると、"みんなあいつのことを~だと思ってる"ってこともあるんじゃないでしょうか?

例えば"学校(会社)のみんなが私の事を嫌いだと思ってて辛い"ってあなたの親しい人から相談を受けたとします。どう答えますか?
⑴ "そんなことないんじゃない"って答えてみる。
⑵ "そうだね"って答えてみる。
⑶ "みんなって誰なの?"って答えてみる。
⑷ "そっかあ、辛いんだね"って答えてみる。

⑴を選んだ人は、多分相手がネガティブに考えてるから、前向きになるようにって否定の意味を込めて答えた方が多いんじゃないでしょうか。ただ相手は、自分の考えを否定されたように感じているかもしれません。
⑵を選んだ人は、多分あなたもそのように思ってて、自分に正直に答えてしまったんじゃないでしょうか?ただ、相手は望んだ意見と違う答えが返ってきたので、そのあとの会話は続かない可能性がありますよね。
⑶を選んだ人は、普段から物事を客観的にとらえれるんじゃないでしょうか?相手もちょっと冷静になって、そういえばあの人は違うなって気づいて、みんなじゃないんだって新しい視点で問題をとらえれる可能性が高いかもしれませんね。
⑷を選んだ人は、自分と相手をしっかりと分けて考えれてるんでしょうね。相手の辛い気持ちもそのまま受け入れるだけじゃなく、相手を信じてるんでしょうか。相手も受け入れてもらえてるので、安心して話せる可能性が高いでしょう。

具体的により詳しく、整理して相手に話しをしてもらっていくと、知らず知らずのうちに自然に矛盾点が浮き彫りになっていきます。”あ、そうか”って気づきの瞬間です。誰に教えてもらうでもなく、自分で悩みを解決できるかもしれない一瞬ですね。そんな経験をしてもらいたいですね。

続 "悩み"を考察してみる (鵜呑み)

今回も"悩み'について、もう少し深く考察してみたいと思います。
タイトルにもちらっと書いてみましたが、鵜呑みってなんだと思います?
実は、伝統的な長良川の鵜飼そのままの意味なんですよ。鵜は魚を食べようと飲み込むんですが、喉には紐が巻き付けてあって、飲み込むことが出来ない。鵜匠はそんな鵜から魚を吐き出させて、魚を捕えるって漁だったと思います。違ってたら、すいません。
本当なら、鵜としては魚を捕えて食べて消化したいわけです。でも、それができない。そのまま、飲み込むだけなんです。そして、吐き出すだけ。なんか、不自然ですよね。ここでは取り上げませんが、不自然な事って、結構重要な意味を含んでいることが多いんですよ。不自然だなって気になったら、一度考えてみるのもいいかもしれないですね。
で、話しを戻しますが、前回も例えに出した禁煙で当てはめてみると、健康に悪いからという理由で辞めれる人もいれば、同じ理由なのに、辞めれない人もいますよね。一体なにが違うんでしょう?
タバコは健康に悪いってことは、もう誰でも知ってることですよね。それを、飲み込んで、ちゃんと消化できているかどうかが大きく違うんじゃないでしょうか?辞められない人は、多分、わかっちゃいるけど止められないって感じているでしょう。それは、喉に紐が巻き付いた状態なんですよ。それを吐き出して、違う理由を選択するか、健康に悪かった自分の経験を思いだして、ちゃんと今度は消化するか、それで、少しは違ってくるかもしれません。

これは、個人的意見ですが、誰が聞いても正しい事って、それが出来ている人には問題にもなりません。勉強しなさいとか、仕事しなさいとか、”悩み”にすらならないんじゃないでしょうか。出来ない人には、問題解決としては、役に立たないことが多いでしょうね。だって、正しいと分かってて飲み込んでいるけど、消化出来てないだけなんです。出来ない自分は、なんてダメなんだろうって自己嫌悪する前に、喉に巻き付いた紐ってなんだろうって考えてみて、消化してみませんか?

”悩み”を考察してみる

今回は、”悩み”というものをちょっと考えてみようかと思います。
あくまでも個人的意見ですが、”悩み”というものは、なくなることはないんじゃないかと思います。

そもそも、”悩み”ってなんで起こるんでしょうか?
例えば、禁煙したいという”悩み”があるとしたら、タバコを吸いたいVS吸わないとなります。
夏に向けてダイエットしたいという”悩み”だとしたら、痩せたいVS食べたいでしょうか。

では、なぜ禁煙したいんでしょう?そう思うまでは、なにも気にせずタバコを吸ってたと思われます。”悩み”などなく。今までと違う禁煙ということを選択することによって、”悩み”が発生したと思いませんか?
どうして禁煙したいのか?健康のためなのか、値上がりしたためなのか、奥さんに言われたためなのか、色々理由はあるでしょうが、なんとなく理由をハッキリさせた方が禁煙という目的達成にはいいように感じませんか?

ダイエットでは、どうでしょう?ここでは夏に向けてって定義しちゃいましたんで、目標はハッキリしてますが、今までと違うダイエットを選択することによって、”悩み”が発生してます。

そうです、今まで通りなら、”悩み”は起こらないというより、発生もしないんです。水の流れのようにスーッと流れていくだけなんです。物事を大きく捉えると、色々な場面に当てはまると思います。日常生活でなんとなく、モヤモヤするなあって感じることがあるなら、ひょっとかしたら、今までと違う事を選択する時期なのかもしれませんね。

自分で責任をもつということ

自己責任という言葉について、ちょっと考えてみませんか?
よく、自分の行動は、自分で責任を持てって言われますよね。
学校の勉強にしろ、会社での仕事にしろ、責任がついて回ります。

でも、果たして、行動だけなんでしょうか?

人間は、行動だけでなく、喜怒哀楽で表される感情ももちろん持っています。
喜んだり怒ったり哀れんだり恐れたり(楽は喜と被るので、恐れにあえて変えてみました)します。

この通り出してみると、感情も自己責任なんだなってわかりますよね。

では、他人とコミュニケーションを取ってる時に、例えばあなたがイライラしたとします。

では、そのイライラした感情は、誰が責任をもつんでしょう?

あなたをイライラさせた相手ですか?
違いますよね。イライラした感情は、あなたが持った感情です。なら、責任を取るのは、あなたですよね。

案外 気づかないものなんですが、この点に気づいてコミュニケーションを取るようにすると、人間関係がスムーズにいく可能性が上がるかもしれません。

一度 試してみてください。

 

自分は自分、相手は相手

タイトルを見て、当たり前って思いますよねえ。
その通り、至極当然なことなんですよ。でも、その当たり前って思うことも出来てないことって、実は多いんですよね。”自他の区別”というんですが、相手との関係が深くなればなるほど、区別がつかなくなる可能性があります。
例えば、あなたの大切な人から、あなたが相談を受けたとします。内容を聞いているうちに、あなたの大切な人があまりにもひどい扱いを受けているような気がして、あなたは非常に腹がたってきました。
”それはひどい、よし、抗議してやる”って大切な人に伝えたところ、”それはやめて”って、止められた事はないですか?そして”なぜ止めるんだろう、私なら問題解撤できるのに”って思うなら、要注意です。

相手の気持ちに感情移入することは、とても素晴らしいことです。ただ、感情移入しすぎると、相手の問題なのに自分の問題と勘違いしてしまうことが本当に多いです。”私なら~”って出てきたら、相手の問題を横取りしてるって考えてみてください。こういう僕自身も、結構やらかしました。

そんな時は、”自分は自分、相手は相手”ってこころの中ででつぶやいてみてください。あなたが解決できるのは、実は腹がたってきた相手から横取りした自分の問題なんです。